シヨン雑記。

何はともあれ『ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン』全話終了ということで
翻訳チーム、関係各所、視聴者諸氏は本当にオツカレサマドスエ。

26話に関してはもう『ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン』としての(←大事なとこ)の集大成であり、『ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン』としての(←大)第一部最終話に対するパーフェクトな解答であると思います。
百万回殴られたスキャッター=サンリフレイン演出であったり、フートンであったり、ナラクダイブであったり、一枚絵から動画を行ったり来たりする演出であり、「ウェルカム・トゥ・ネオサイタマ」を思い起こさせるキャラクターのカット、あの一文で締めたり、エンディングのあれだったり、
他メディアミックスまで踏まえたファンサービスと制作会社のカラテが存分に入れ込まれた百点の出来であったとは思うのです。

思うのです、が

そこまで引っ張らなくてもいいじゃん…という肩透かしされた感覚があったのもまた事実。
書き割りみたいな一枚絵からわらいなく兄者バージョンのあのポーズでバーン!16:9になったぜ!でキメたらもう後は全部動かしても良かったんじゃねえの…?
ああやってキャラクターのカットをつないでいって顔アップからあの一文そしてエンディングテーマにつなぐんならあそこでいつもの一回挟む必要あった?ありましたか…?
みたいな微かに引っ掛かる部分が解消されていればサンオクテンは出ていた。間違いない。

んで何でこの辺りが引っ掛かるか?といえば、
やっぱり1話観た直後からわだかまって、視聴が進むにつれて「今回も楽しかったね!」の裏で少しずつ澱のように溜まり続けた「俺が観たかったのはこんなアニメではない」が顔を出すからなんだなあと。
25話分君たちの流儀に、若干のスカム成分に付き合ったんだから最後くらいいいじゃないかと。
そういう浅ましい欲望がね、未練がましくこっちを見ている。その視線を感じてしまうわけなんですよ。

「アイエエの小説」の「アイエエ」の部分だとか
常人には観測できないニンジャのイクサの表現だとか
作画リソースの節約だとか
ほんやくチームがインフェルノコップ大好きマンだとか
一歩引けば理由は見出だせると思う。
そのどれも妥当だし納得できる理由だとも思う。

それでもやっぱりしっかり動くニンジャスレイヤーのアニメが観たいんだよなァ~!
これはエゴだけれども!
ピストルカラテ!
真のフーリンカザン!
チョップ概念!
モーターツヨシ!
アノマロカリス
前を、閉じろ!
\先輩/!
あぁ観たい!
アニメが無理ならせっかくだしハリウッドいこうぜ!
左右の幅がほしいなら同時上映教導アニメ『たのしいにんじゃすれいやー~じてんしゃのマナーへん』とかでもいいじゃん!
カネなら出すぞ!(ティピカル汚い金持ちムーブ)

と『シヨン』に一部ブー垂れながらも一方でガンガンテンション上がるんですよね、「ニンジャスレイヤーが実際に動画作品としてメディアミックスされた」という事実は。
これは間違いなく原作のパワでありカラテであり、
牽引力なんだなと。

『ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン』全26話のイクサを通して改めてこんな混沌とした感情の火種をくべてくれる『ニンジャスレイヤー』のカラテ衝撃が身に染みた次第。

改めて皆さんオツカレサマドスエ
そしてありがとうございました。
これからも一ヘッズとしてセルフ管理メントしながらついていきます。


ブラックヘイズ=サンは別媒体で来るんでしょう?
私は詳しいんだ。